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アディショナルタイムはどう決まる?基準変更を初心者にも解説

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最近のサッカーを観ていると、
「まだ終わらないの?」と感じるほどアディショナルタイムが増えています。
一方で、これは決して偶然ではありません。
世界的に“意図的に長くしている”流れが強まっているのです。

では、なぜそんな変化が起きたのでしょうか?


◆ 結論:失われた時間を正確に反映するため

アディショナルタイムが伸びた最大の理由は、
「本来あるべきプレー時間に戻すため」 です。

しかし、この背景にはいくつかの課題が重なっていました。
とくに大きかったのが、無駄に消えてしまう時間の増加です。

つまり、

  • 得点後のセレブレーション

  • VAR判定

  • 選手交代

  • キーパーの遅延

  • スローインの時間稼ぎ

こうした行為で失われる時間が年々増え、
実際のプレー時間が大幅に減っていたのです。


◆ 背景①:サッカーの“プレー時間の少なさ”が問題化

サッカーの試合は90分ありますが、
実際にボールが動いている時間は平均55〜60分程度。
残りの約30分は、プレーが止まっている時間です。

さらに、得点後の喜び方が長くなったり、
VARの導入で中断が増えたりと“見えないロス”が急増しました。
その結果、アクチュアルプレーイングタイム(APT)は低下。

そこでFIFAは、流れを変える必要に迫られます。


◆ 背景②:カタールW杯での“改革”が世界基準に

2022年のカタールW杯では、
前半・後半ともに10分以上のアディショナルタイムが続出しました。
ところが、審判委員長のコリーナ氏はこう断言します。

「失われた時間を正確に反映しただけだ」

つまり、従来のロスタイムが短すぎただけ。
この考え方が世界中に浸透し、以降のリーグでもアディショナルタイムが長くなりました。


◆ 具体的に厳格化された項目

● ゴール後

最大45秒ほどが加算されるように。

● 選手交代

1回につき約30秒を追加。

● VAR判定

チェックした時間をすべて反映。

● GKの遅延

カードだけでなく“時間を返す”運用に変更。

● 負傷中断

治療が終わるまでの時間を正確に計測。

このように、従来の「ざっくり加算」から、
「細かく加算する」方式へ完全に移行しました。


◆ なぜ以前は短かったのか?

かつては「サッカーは流れのスポーツ」という文化があり、
多少の遅延は含めて90分と見なす傾向がありました。

しかし、VARの登場によって中断が増え、
さらに商業的価値が高まる中で、
公平性を担保する必要が強まりました。

結果として、“曖昧なロスタイム” は時代に合わなくなったのです。


◆ まとめ:アディショナルタイムが長くなったのは正当な進化

アディショナルタイムが長くなった理由は次の通り。

  • 失われた時間を正確に反映するため

  • 実際のプレー時間(APT)を確保するため

  • VAR導入で中断が増えたため

  • カタールW杯で世界が基準を統一したため

つまり、
“長くなった”というより、本来あるべき姿に戻っただけ なのです。


◆ 視聴者としての面白さも増えた

最後に、アディショナルタイムが伸びたことで
試合終盤のドラマ性が大きく向上しました。

  • ATでの同点弾

  • ATの逆転劇

  • ATでのラストワンプレー

かつて以上に“最後の最後まで目が離せない試合”が増えています。

 

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